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海外でのキャンプはまた違う

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海外でのキャンプはまた違う

ニュージーランドと比較してみる

日本でキャンプ、という定説はまだ根付いているとは言いがたい。それこそ特定の愛好家、もしくは低年齢の子供を持つファミリー世帯がするもの、といった印象が何より強い。祖父母も参加してだんらんとした時間を過ごす、なんてものは何処にもないのでまだまだ日本でキャンプが一族集まってのレジャーといった見方は薄そうだ。

唐突な話のように見えますが、これは実際に海外のとある地域との比較してみると日本のキャンプとはまた違った利用方法が見えてきます。その地域とは何処のことを指しているのか、ニュージランドを指す。この国ではキャンプは毎週のように行うものとして利用されている、というと大げさに聞こえるでしょう。ですがニュージランド以外の国でもキャンプを積極的に楽しむ人が多いのは事実だ。元は海外から流れてきたレジャーなだけあって、日本とはキャンプに対しての姿勢などが180度違うと言っても良い。

今回はニュージランドという自然豊かな地域で営まれているキャンプとはどのようなものなのか、それを少し見てみよう。

ニュージランドのキャンプといえば

ニュージランドでのキャンプは、一言で言えば家族揃って行うレジャーだ。両親とその子供、さらに祖父母まで参加して楽しむ一大イベントとなっていますが、日本と違うのはテントを用いるのではなく、『キャンピングカー』などを利用するのが一般的です。キャンピングカーといえば意外と憧れている人もいると思います、日本でもオートキャンプの流れから利用できるキャンプ場もありますが、やはりテントを張って原始的な寝泊まりをするのがいいという、そんな美徳があります。

ただ実際キャンピングカーも高級ではあるが便利だ。防犯的な意味もそうだが、突然の天候変化でも頑丈な車内に入れば突然の事態に慌てる必要もありません。また室内には冷蔵庫やコンロなどの設備も搭載され、最近では簡易的なシャワー室やトイレまで完備されているものすらある。走る小さな家とでも言えば良いのか、そんなキャンピングカーを利用してキャンプを楽しむのがニュージーランドの人々のキャンプ時においての流儀となっています。

キャンピングカーを引っ張ってくるので、ファミリーだけでなく友人や親戚なども呼んで行うことから、ニュージーランドの祝日ではキャンプ場を尋ねるのが普通のようだ。

それ以外に見られる日本との違い

プライベートを優先させる

日本でキャンプをするといってもせいぜい2泊3日が基本でしょう、3泊以上も外泊するという人はあまり見かけないかもしれません。しかしニュージーランドの場合ですとキャンプは長期間するものだという風に見られているため、キャンプ場での場所取りも切迫しているというのだ。それはそれでシュールだが、こんなところで場所取り合戦なんてと思うかもしれません。ですが長期間過ごすとしたら、やはり欲しいと思いたくなるのが、プライベート空間だ。

開けた自然の中でプライバシーもくそもないように見えますが、ニュージーランドの場合はそれを作るためにキャンプ地を確保したらそこへ柵を立てるのが基本だという。それによって自分たちのスペースとして安易に踏み込んでこられないようにするのも一つの手段となっている。

長期でキャンプをするならこういう方法もありなのかもしれませんが、進んでやりたいという日本人は少なそうだ。

水を汲む場所が

日本のキャンプ場では水を汲む際には炊事場などから持ってきます。または自分たちで用意したミネラルウォーターを利用するというのも1つだが、ニュージーランドにおいてはここも日本と少し異なる点が挙げられます。場所によりますが、キャンプ場によっては水は近場に川や湖などがあれば、そこから自分たちで掬って使用するのが基本だという。何ともキャンプらしい行為になりますが、この諸動作が面倒なのは言うまでもありません。

だが川や湖の水を直に飲んでも良いのかという不安はある。それこそお腹を下さないかどうかという面を気にする人もいますが、これは人によって異なってきます。気になる人は沸騰させるか、または浄水器に通してから飲むとより安全だ。例えここで体調を崩しても全て自己責任となっているので、自分の健康を気にする人は用心に越したことない。

これが本物のキャンプか

ニュージーランドのキャンプはまさに祝日や休日になったら白熱の争奪戦からスタートする。そこで立地的に良い場所が取れたかどうかで変わってくるというのだから、一風変わっている。しかしだからこそ国民全体で親しまれるレジャーとして浸透しているのかもしれません。日本とは違って特定の人しかレジャーとしないのとでは大きく違っているといえます。日本もいつかはこのようになれればとも考えているのかもしれませんが、それがいつの頃になるのやら。

マナー問題を初め、キャンプをすることに抵抗を感じている人なども多い中で見ると、まだまだ先は長そうだ。一見すると流行っているようで流行っていないキャンプ事情、阿蘇いこいの村のように閉鎖するキャンプ場もあるなど、その展望はどうやら前途多難なようです。