キャンプに纏わるあんな話題、こんな話題

経営する上で何が大事か

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経営する上で何が大事か

今でも利用する人が多いとのこと

キャンプをする家族連れは多い、という話を耳にします。どうしてキャンプがそこまで人気なのかの理由については色々だが、やはり子供の自主性などを促すための訓練、という意味合いも強そうだ。いつもと違った空間で、自分で考えて自分で動かないと食事も出てこなければ、寝る場所もない。今は全て用意されているものですが、子供にしたらあって当たり前と認識しているでしょう。そういう意味でも子供には当たり前の日常だと認識してもらいたくない、自分の力でどうにかしないと行けないものだという親の願いがこもっているものだ。

まぁ子供がそれを理解するのは早くて20数年後なのが基本だが、成熟していると10代中盤で年寄り臭い学生になったりするケースもあります。自発的な大人になれるようにと親が子供のうちからいろいろな体験をさせたいと息巻くようだが、特に夏などの長期休暇時のキャンプとは人気レジャーとなっている。そこへ集う人たちの多さはテントが張れないくらいに人が溢れ、空いているキャンプ場がなくて野宿するしかないかもと冷や汗に襲われる家族もいるという。

ある意味これもキャンプを取り巻く名物かもしれません、そんな子供達の楽しみを提供するキャンプ場としても貴重な体験をして欲しいと思っているのは同じだ。ですがキャンプ場経営というものは困難の連続でどうにか経営が行われているもの。見た目では利用客が多く、繁盛しているように見えても宿泊施設としてみれば普通のホテルよりも安価だ。ビジネスホテルのほうがまだ儲かるだろうとすら予測できるキャンプ場経営、収益も大事ですがそれ以上に肝心なこともあります。

キャンプ場経営で大事な事

1.立地条件

キャンプ場経営で大事な事、その1つめとして挙げられるのは『キャンプ場としての立地条件』だ。見晴らしが良く、自然と触れ合えるような環境であるのは前提ですが、都市部からの利用者を考えると数時間程度の距離が離れているのが理想的だと言われています。キャンプというと夏にやるものと考えている人もいますが、実際は冬でもキャンプは利用できる。しかしながら、冬でのキャンプでは気温との問題もあるため、周辺がなるべく温暖であるのも条件として含める必要がありそうだ。

コンクリートジャングルから抜けだして、自然と触れ合いながら一晩を過ごす楽しさを味わうために郊外でないといけないのは基本ですが、都市から離れすぎているのも経営に支障をきたすと考えたら、難しくなりそうだ。

2.収益

次に経営をしていく上で大事なのは『収益』だ。先ほども話しましたが、キャンプ場を利用する上での利用料金は非常に安く設定されています。そのため普通のホテルに泊まるよりも安価に利用はできますが、それだけでは経営は成り立たない。利用料だけでなく、有料の施設を設けることで収益を上げていきます。

阿蘇いこいの村の場合で見ると、ここで提供されていた有料のレジャー施設として提供されていたのはこのようなものだ。

  • グランドテニス
  • ゲームコーナー
  • カラオケ
  • マッサージ
  • 麻雀

テニスはともかく、後の4つはそれこそ普通のホテルにありそうなものですから、やっていることは基本ホテル経営と変わらないのかも知れません。こうでもしないとまともに収益が稼げないという現実を見ると、閉鎖された理由も納得できてしまいます。

サービスの向上

収益を上げるだけであればレジャー施設をたくさん用意すれば良い、というものでもない。有料の施設を多く用意したところで、利用する人は限られてしまい、あまつさえキャンプにまで来たのにといった気持ちに苛まれてしまう。そういう意味でもただ『サービスの向上』を名目に多種多様な施設を用意すれば利用客が増えるものではないため、客単価を挙げるためには無料で利用できるアスレチック施設などを活用することも検討する必要がある。

ホテルであってホテルでない

こうしてみるとキャンプ場を経営する側の苦労というものがにじみ出てくる。恐らくだが、専業としてキャンプ場経営だけしているという人は限りなくゼロではないだろうか。単価を上げても敬遠され、サービスをし過ぎない程度に顧客を満足させなくてはならない。ホテルのように一定の金額で部屋を提供し、それに連なる適切なサービスが利用できるものと比べると、厳しさの面しか見えてこない。それでもキャンプ場経営をする人がいるのは、やはり多くの人がキャンプの楽しさを知ってもらえるという点が大きいからだ。

ホテルみたいになんでも揃っているわけではない、ましてや食事も普段と変わらない自分たちで作らないと満足に食べることも出来ません。日常から切り離されたそこで体験するレジャーには、そうしたいかなる場合でも自分で自分のことをこなせる人間を作る上で有意義な時間といえる。そうした人格を育成するという意味ではキャンプをする意味も見いだせますが、経営する側には経営上の問題があることを否応なく教えられます。

普通に楽しむ分には問題ありませんが、いざキャンプ場を経営しようとなってもすぐに乗り出せるほど生易しい事業でないことだけは確かだ。